事業がうまくいかない会社・個人事業主の特徴

 レンタルオフィスを経営していますと、残念ながら事業がうまくいかず、廃業に追い込まれる会員様が少なからずいます。そのような会員様を見ていますと、共通した特徴があることに気づきました。今回は事業がうまくいかない会社・個人事業主の特徴を3つ挙げたいと思います。

特徴1.OBCの会費を滞納する。

 OBCの会費は月額16,500円からとなっており、事業のコストとしてはそれほど高いとは思っていません。また、私が会員になった2013年から一度も値上げして(されて)おりません。ですが毎月何件かは滞納が発生します。通常はこちらから督促メールをしますが、督促に対する対応方法によって伸びるかどうかわかります。

 伸びる会社:遅れたことのお詫びが来て、すぐに支払ってくれます。
 ダメな会社:連絡なしに振込だけしてきます(充分失礼な会社です。)
 潰れる会社:連絡を無視し、何度も督促してようやく払ってくれます。

比率的にはダメな会社が多く、どこかのタイミングで潰れる会社に移行していきます。また、潰れる会社は滞納を繰り返し、概ね1年以内に廃業もしくは強制退会となります、強制退会の場合は民事訴訟となります。

 お金の管理がずさんな会社は事業がうまくいかない。

特徴2.郵便物を取り来ない、転送も依頼しない

 事業をしていると、税務署や年金機構、取引先からの請求書等、絶対に対応しなければならい郵便物が必ず来ます。OBCではDM以外の郵便物は原則メールで連絡しており、連絡があれば都度転送しています。しかし、郵便物の到着連絡をしても返信なく、ずっと溜まったままにしている会員様がいます。請求書などは当然支払い期限があり、滞納は大きく信用を失うこととになります。このような会員様も遅かれ早かれ廃業されているのが実態です。
 そこで、OBCとしては1か月に1度、郵便物を必ず転送しております。これは郵便物の未受領がOBCへの会費滞納に繋がり、退会や廃業を防ぐ保険の意味もあります。

 郵便物の確認なくして事業は成り立たない。

特徴3.土日しっかり休む。  

 独立・開業された方は今までサラリーマンを経験した方がほとんどで、学生からいきなり起業した会員様はOBCには居られません。なので社会人としての経験は当然あると思います(入会時の審査で略歴はお伺いしますが、それほど深く確認していません)。独立・開業直後から仕事が舞い込んでくるというのは稀なケースで、ほとんどの会員様はお客様がいない状態から営業活動を始めています(そもそも開業直後にお客さんがいないのであれば、開業前に営業しておく必要があります。このパターン明らかに準備不足なので立ち上げ段階で相当苦労します。)。ということで、開業直後は時間に余裕がありますから、土日を休むのではなく、営業活動以外にも勉強、調査、人脈形成などできることを行っていく必要があります。ですが、平日はOBCで仕事するのに土日祝日はしっかり休んでいる会員様は成功には遠いように感じます。もちろん、家庭や個人の事情があったり、自宅で仕事をされている場合もありますので、決めつけている訳ではございません。

 しっかり休むのは事業が軌道に乗ってから。