レンタルオフィス経営者が見た、やめていく事業者の共通点
最近はInstagramの更新に注力していたため、ブログの更新が少し滞っていました。
ですが、やはり「多くを伝える」にはブログが最適です。これからはInstagramとブログを併用しながら、OBC(大田ビジネスコミュニティーセンター)の日常や経営に関する気づきを発信していきます。
レンタルオフィス利用期間の実情
OBCのレンタルオフィスでは、入会から2年以内に半数以上の利用者が退会されています。その理由の多くは、経営不振です。
これまで入会面談やご利用中の会話の中で、多くの起業家の方々と接してきました。その中で、経営がうまくいかず退会される方にはいくつかの共通点があることに気づきました。今回はその特徴を3つに絞ってご紹介します。
潰れてしまう事業者の特徴3選
1. 安く売ろうとする
開業当初、「まずは安く売って顧客を増やそう」と考える方が多いです。しかし、薄利多売は続きません。理由は明確です。
- 一度安く設定すると、後から値上げが難しい
- 忙しいだけで利益が出ない
- 安くしても必ず売れるとは限らない
最初は少し高めに価格を設定し、交渉の中で値引きした方が双方満足する結果になることが多いです。経営者の役割は「安く売る」ことではなく、価値を高めて高く売ることです。もし薄利多売を目指すのであれば、リピート性のある商品や需要の大きい分野に限定すべきでしょう。
2. 紹介に頼る
「お客様を紹介してください」とお願いされることがありますが、紹介には限界があります。どんなに良い商品やサービスでも、自分で売る力がなければ長続きしません。
また、ホームページやSNSなどの発信をしていない方も多く、これでは紹介したくても紹介できないのが現実です。
冷たく聞こえるかもしれませんが、自分で営業・発信をしようとしない人は独立に向いていません。ただし、「自分なりに努力したがうまくいかない」「販路拡大の方法を相談したい」という方には、OBCとして全力で支援しています。
3. 一人で解決しようとする
独立の理由の一つに「上司からの解放」があります。そのため、開業後は何でも自分で決めたいという気持ちが強くなりがちです。しかし、人に頼らない姿勢が裏目に出ることも少なくありません。
本来、先輩経営者や専門家の支援を受ければすぐに解決できる問題でも、「人に頼りたくない」という意識が妨げになります。結果として、プライドが高くアドバイスを受け入れず、業績が上がらないケースが多いです。儲かっていないのに自己正当化を続ける方には、正直なところ、見守るしかありません。
継続するための解決策
スタートアップや小規模事業者にとって最も大切なのは、信頼できる相談相手を持つことです。
理想的な相談相手は次のような条件を満たす人です。
- 利害関係がない
- 継続的に支援してくれる
- 経営経験が豊富
OBCでは、レンタルオフィス利用者の皆様に対して無料の経営相談・コンサルティングを提供しています。
追加料金は一切かかりません。必要に応じて専門家の紹介も可能です。
実際の成功事例
OBCに入会後、積極的に相談をされる方ほど、着実に成果を上げています。多くの方が入会後3ヶ月で手応えを感じ、半年で軌道に乗り、1年後には安定しています。
たとえば最近でも、長年下請け業務をしていた個人事業主の方が、OBC入会後わずか3ヶ月でエンドユーザーから直接受注できるようになりました。その結果、売上拡大・単価アップ・代金回収の早期化を実現されています。
まとめ
OBCのレンタルオフィスは、単なる作業スペースではなく、事業を成長させるための環境です。
- 安く売らない
- 紹介に頼らない
- 一人で抱え込まない
この3つを意識するだけで、事業は驚くほど変わります。OBCでは、これからも経営者の成長を全力でサポートしていきます。
📍 OBC 大田ビジネスコミュニティーセンター
東京都大田区蒲田(JR蒲田駅 徒歩3分)
レンタルオフィス/貸し会議室/コンサルティング付き起業支援
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