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2024年12月16日

コンサルタントの役割について考える

以前、「良いコンサルタントの見つけ方」という記事を書きましたが、今回はコンサルタントの役割について考えてみたいと思います。

私が考えるコンサルタントの役割とは、クライアントの意向に寄り添いながら、より良い方向に導く“軍師”のような存在です。一方、営業代行は“傭兵”のような役割だと言えるでしょう。この二つの役割には明確な違いがあります。しかし、現実にはこの違いを混同しているクライアントが少なくありません。軍師に傭兵の役割を期待されてもうまくいきません。

例えば最近、次のような依頼がありました。

  • 「開業したので何か仕事を紹介してほしい」
  • 「開業したばかりで何をして良いかわからないので、一から教えてほしい」

このような依頼にはお応えできません。それどころか、経営者としてその程度の考えしか持たずに開業したのなら、すぐに開業を取り下げた方が良いとお伝えしています。厳しいようですが、経営を軽々しく考えて欲しくないからです。そのような考えでは、経営者本人以上に、その顧客に迷惑を掛けるリスクが高いと考えてるからです。


勢いでの独立・開業のリスクと覚悟

勢いに任せて独立・開業してしまうケースは少なくありません。過去に聞いた話では、勤務先と衝突して退職したものの次の就職先が見つからず、やむを得ず独立したという例もありました。こうした場合、準備不足で苦労することが多いですが、背水の陣で業務に邁進し、結果的に成功する方もいます。

一方で、準備不足のままでは多くのリスクを抱えることになります。守秘義務のため詳細は控えますが、私がコンサルティングを行ったある士業の方の場合、開業後半年で売上250万円を超えました。その方も開業当初は不安を抱えていましたが、コンサルタントとして私が助言をすることで、軌道に乗り始めたと感謝されています。その方によると、同時期に開業した方々には既に廃業したケース、思うように案件が取れずアルバイトに専念せざるを得ないケースもあったようです。経営者としての覚悟と準備がいかに重要かを改めて感じます。


副業的開業における注意点

副業として開業を目指す方も増えていますが、注意が必要です。業種によりますが、不動産賃貸経営や転売ビジネスなどのように、比較的柔軟な時間で対応できる業務は副業に向いていると言えます。しかし、平日日中に顧客や業者との打ち合わせや役所手続きが必要な業務では、特に注意が必要です。

本業がおろそかになることで会社での評価が下がったり、顧客から対応の悪さを指摘されるケースが少なくありません。このような方に対して私は、「どこまで本気で事業を行いたいのか」「経営者としての覚悟はあるのか」を見つめなおすようアドバイスしています。

副業を成功させるためには、自身の置かれた環境や、副業を行うメリット・デメリットを十分に精査することが不可欠です。こうしたプロセスを支援するのがコンサルタントの役割でもあります。


コンサルタントの役割を理解し活用する

まずはクライアント自身がコンサルタントの役割をしっかりと理解することが重要です。「何を」「どこまで」「いくらで」「いつまでに」依頼するかを明確にすることで、コンサルタントの能力を最大限に活用できます。

OBC 大田ビジネスコミュニティーセンターでは、レンタルオフィスの会員でなくてもコンサルティングを受けられます。特に製造業、サービス業、士業に関するコンサルティングを得意としておりますので、お気軽にご相談ください。ただし、有料サービスなのと、対面でのコンサルティングが必須ですので、蒲田周辺の方限定となります。

2024年10月02日

ベルンド・ケストラー先生の編み物の著書がOBCに展示中!編み物教室も開催中!

世界中で名を知られるドイツ人編み物作家、ベルンド・ケストラー先生編み物に関する著書が、大田ビジネスコミュニティーセンター(OBC)の施設内にて展示されています。展示されている著書は、編み物の技法や独自のデザインを学べる貴重な資料です。

ベルンド・ケストラー先生について

ベルンド・ケストラー先生は、長年にわたり編み物の分野で活躍され、独自の技術とデザインセンスで世界中の編み物愛好者から支持を集めています。彼の作品は、伝統的な編み物の技法を大切にしつつも、現代的なアプローチやスタイリッシュなデザインが特徴です。その著書は多言語で出版され、初心者にも分かりやすい指導が評価されています。ケストラー先生の手法を学ぶことで、編み物のスキルを格段に向上させることができます。

編み物教室について

さらに、毎月第1・第3水曜日にOBCの第1会議室で、ベルンド・ケストラー先生ご自身が指導する編み物教室も開催されています。この教室は、編み物を初めて学ぶ方から、既に経験のある方まで、幅広いレベルに対応した内容となっています。先生が丁寧に指導してくれるため、どんな質問や疑問にも親切に対応していただけます。教室の料金は1回2時間、月2回のレッスンで、月額3,000円と非常にリーズナブルとなっています。また、夜の教室もありますので、仕事終わりに習うこともできます。

さらに、先生は日本語での指導にも対応しているため、言葉の壁を感じることなく安心して参加できます。編み物を始めたいけれど、どこから手をつけて良いのか分からない方や、新しい技術を学びたい上級者の方まで、どなたでも参加いただける教室です。

参加方法とお問い合わせ

編み物教室に参加してみたいという方は、ぜひBernd Kestler's Storestores.jp)にて直接お申し込みください。お申し込み方法や詳細なスケジュール、その他の情報についても、公式サイトでご確認いただけます。また、教室の定員に限りがあるため、早めのご登録をお勧めします。

お問い合わせ先:

Bernd Kestler's Store
stores.jp

Instagram

アクセス情報:

大田ビジネスコミュニティーセンター(OBC)
東京都大田区西蒲田8-24-1 ミマツビル 編み物教室は5階 第1会議室
電車でお越しの方は、蒲田駅南口から徒歩3分ですので、アクセスも便利です。

編み物の魅力に触れる機会をお見逃しなく!

ベルンド・ケストラー先生の著書を閲覧し、さらに実際に先生から直接指導を受けることができるこの機会は、編み物愛好者にとって貴重な体験となることでしょう。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ベルンド・ケストラーの引き返し編み ドイツ式だからすいすい編める

ベルンド・ケストラーのいちばんわかりやすいブリオッシュ編み

ベルンド・ケストラーのポケットドール

Amazonへのリンクです。その他にも著作多数あります。

2024年08月21日

業務改善の進め方5 社員からの改善提案は不要

以前、ある製造業の社長様から、事務や現場で働く社員からの改善提案が出ないという悩みを聞きました。その会社では過去に改善提案に対して報酬を出していましたが、それでも提案が増えなかったそうです。

このような状況に対して、「改善提案とは、実は非常にレベルの高い要求です。社員にそれを求めるのは得策ではありません。」と助言しました。今回は、社員に改善提案を求めずに改善をする方法について述べていきます。

1.改善提案の難しさ

改善提案とは、社員が自発的に業務上の問題を把握し、対策を考え、効果を試算し、書面にまとめて提案するという非常に高度なプロセスです。これは、病気の患者が自分で診断を行い、検査や治療法を医師に指定するようなものです。患者が医師に治療を委ねるのと同じく、改善提案から実行までは専門家に任せた方がより効果的なのです。

2. 社員が改善提案を出さない理由

社員が改善提案を出さないのには、下記の理由が考えられます。

  • 改善方法が不明: 問題を把握していても、どう改善して良いか分からない。
  • 自己能力不足の懸念: 複数の社員が同じ業務をしている場合、問題提起が自分の能力不足と思われるリスクがある。
  • 人間関係のリスク: 目立った行動が、同僚との人間関係を悪化させるリスク。
  • 改善失敗のリスク: 改善が失敗した場合、その責任を負うリスク。
  • 報酬の不確実性: 改善が成功しても、報酬が少ない、または確約されていないことがある。

さらに、職場からの改善提案は全体を俯瞰できていないポジションの社員が発案しますので、部分最適になりがちです。せっかく社員が頑張って改善提案を出しても、一度却下されてしまうと萎縮してしまい、次の提案が出にくくなります。

3. 専門家による問題解決の重要性

そこで、私が行う現場改善コンサルティングでは、社員から改善提案を求めるのではなく、職場の問題を抽出することに重点を置いています。職場が抱える問題点や困っていることを徹底的にヒアリングし、対策は私が考えます。ただし、改善策が押し付けにならないように、途中で職場の意見を聞きながら、経営層を含む関係者と事前にすり合わせを行います。また、本格実施前には必ずテスト運用を行い、慎重に改善活動を進めます。この手法は時間がかかりますが、失敗のリスクを最小限に抑えられます。

4. 社員モチベーションの向上

通常、コンサルタントには人事権がありませんので、社員との人間関係がうまく構築できると、気軽に相談して貰えるようになります。さらに、コンサルタントという調整役が入ることで、改善活動による社員間の軋轢を生むことがなく円滑に進められます。

また、私の場合は、改善により得られた便益を金額で評価し、その一部をボーナスとして社員に還元することを事前に社長に約束してもらいます(通常便益の1/3を賞与原資としてもらいます。)。これにより社員のモチベーションが向上するのと、コンサルタントへの協力も得られやすくなります。

また、ある程度改善活動が軌道に乗ってくると、徐々に社員たちが自ら考えて行動できるようになってきますので、コンサルティングは後方支援がメインとなっていきます。

5. 会社側にとってのメリット

会社側には一時的にはコンサルティング費用が発生しますが、その費用以上の効果を期待できます。更に社員が改善すると自分たちの収入が増えると実感できますので、より意欲的に働いてくれるようになります。

まとめ

改善提案は社員に求めるのではなく、問題提起にとどめた方が改善活動を進めやすいです。問題解決をプロに任せ、社員に手本を見せることが、より効果的な改善につながります。有能なコンサルタントに依頼することも経営者の仕事であるといえます。

2024年08月06日

小規模事業者持続化補助金の活用事例 申請から入金まで


OBC大田ビジネスコミュニティーセンターでは、第12回小規模事業者持続化補助金を活用し、広告宣伝とサービス向上を図りました。補助金はホームページの作成やチラシのポスティング、防犯カメラの設置等に使用しました。2023年5月に申請準備を開始し、2024年7月にようやく補助金の入金がありました。ここでは、小規模事業者持続化補助金の活用について整理し、その利点と注意点について詳しく見ていきます。

1. 小規模事業者持続化補助金の概要

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者(常時雇用している従業員数による)が経営計画に基づき行う販路開拓等の取り組みを支援するための制度です。販路拡大や業務効率化のための経費の一部が補助されます。基本的には2/3が補助されますが、ホームページ制作費等のウェブ関連費には制約があります。

2. 申請段階

申請の際には、A4サイズで8枚の事業計画書を作成する必要がありました。これには時間と労力がかかり、具体的な計画と見通しを詳細に記載することが求められます。また、商工会議所で中小企業診断士によるチェックがあります。文章の作成に慣れていないと大変な作業となるでしょう。

3. 採択から実施まで

採択後の実施段階では計画に沿って実行するだけですので、それほど問題はありません。ただし、実績報告に必要な書類を事前に確認しておくべきでした。報告時に書類を探すのに苦労しました。

4. 実績報告

実績報告には、見積書、発注書、領収書、現物写真、通帳の振込金額がわかるページの写しなど、多岐にわたる書類が必要です。書類の並び順まで指定されるため、大変な作業となります。

5. 入金

補助金の入金は実績報告後となるため、その間は全額を立て替える必要があります。一時的に資金繰りが厳しくなる場合があるため注意が必要です。

注意事項

  • 見積は正確に: 見積と実際の発注額が異なると総額が変わり、ウェブサイト関連費に影響が出るため注意が必要です。数量に関しては調整可能ですので、バッファーとしてポスティングチラシの枚数で調整しました。
  • 補助金コンサルの活用は慎重に: 申請代行は違法行為となる場合がありますので注意してください。IDやパスワードを開示して丸投げするのは違法行為であり、補助金申請が採択されない場合や返納の可能性もあります。信頼できるコンサルタントの選定が重要です。

補助金活用の是非

補助金の活用においては、以下の点を考慮する必要があります。

  • 手間と時間: 書類作成や実績報告の手間を考慮し、本当に補助金を活用する必要があるか慎重に検討することが重要です。
  • 機会損失: 補助金採択前に発注ができないため、スピード重視の事業では機会損失が生じる可能性があります。
  • 実績報告の準備: 見積書や発注書、領収書、現物写真など多くの書類を整理し、実績報告を見越した書類準備が必要です。
  • 全額立て替えの必要: 入金までの間、全額を立て替える必要があり、資金繰りが悪化するリスクがあります。
  • 単品発注のリスク: 単品発注では採択されないと補助金活用できませんので、複数発注を行うことで、採択拒絶のリスクを回避できます。
  • 商工会議所からの支援がない: 地域によると思いますが、私の場合は申請以降、何も支援はありませんでした。
  • 実績報告の厳格なチェック: 公的資金であるため、実績報告書は細かいところまでチェックされます。

まとめ

補助金をうまく活用することは事業の発展に繋がりますが、手間と時間が掛かるのも事実です。費用対効果を見極めることが重要です。OBC 大田ビジネスコミュニティーセンターでは、このような補助金申請についての支援も行っております。今回、申請から入金まで経験しましたので、お力になれることもあるかと思います。また、申請書作成相談の実績1件あります。お気軽にご相談ください。

2024年08月02日

中野行政書士事務所のご厚意に感謝!ポケットティッシュをお受け取りください!

OBC 大田ビジネスコミュニティーセンターのレンタルオフィスの会員様である中野行政書士から、ポケットティッシュを頂きました。ティッシュはOBC 第1・第2会議室内に設置しておりますのでご自由にお使いください。ただし、数に限りがございますため、永続的なサービスではございませんのでご了承ください。

中野行政書士事務所のご紹介

2024年1月にOBCに入会されました。開業してからまだ半年ほどですが、既に飲食店や深夜営業の許可申請、借金の時効の援用(借金が時効で消滅する)などの業務で多数の実績がございます。また、普段はOBC4階で執務をしていますので、身近な行政書士としてご相談いただけます。

各種許認可・内容証明郵便の作成に対応

中野行政書士事務所では、飲食店や深夜営業等の各種許認可の取得をサポートしています。また、内容証明郵便の作成など、幅広い業務に対応しています。行政手続きでお困りの際は、ぜひ中野行政書士事務所をご利用ください。

2024年9月から外国人の入管取次も対応

さらに、中野行政書士事務所では、2024年9月から外国人の入管取次にも対応開始しました。外国人労働者の採用や在留資格の取得・更新手続きでお困りの企業様に親身になってサポートいたします。既に実績もあり、わずか1週間で在留資格を得られた方もおられるそうです(実際の期間は個別の条件によって異なります)。

お問い合わせ先

中野行政書士事務所へのお問い合わせは、以下のウェブサイトをご覧ください: nakano-gyoseishoshi.com

2024年07月29日

製造業の知見で診る非効率な病院運営の改善方法

病院経営と製造業の共通点

病院(クリニックを含む)経営は製造業に似ています。それは一連のプロセスが決まっており、流れ作業で進む点が共通しているからです。私は製造業向けのコンサルティングを本業としています(OBC 大田ビジネスコミュニティーセンターは副業?ではありません。こちらもしっかり力をいれております。)ので、その視点で病院を観察していると、非効率な運営が多いように感じます。また、問題があっても改善されずに放置されているようにすら感じます。そこで、今回は病院の問題点と業務改善について考察します。

病院のプロセスと製造業の類似点

病院の一般的なプロセスを製造業に置き換えると以下の通りです。

  1. 受  付→材料受入れ
  2. 診  察→加工・製造
  3. 検  査→検査
  4. 結果説明→梱包・出荷
  5. 会  計→請求書発行

このように、病院と製造業は業務プロセスはほぼ同じなので、製造業向けの現場改善コンサルティングの応用が利きます。実際、元京セラ会長である稲盛和夫氏が提唱したアメーバ経営の手法は、京セラがコンサルティング事業として販売しているようです。

製造技術コンサルティングの経験から病院を観察すると、多くの問題点が浮かび上がります。特に、多くの患者が不満を持ち、実際、病院の口コミに書かれている問題点は次の通りです。

  1. 待ち時間が長い
  2. 受付対応が悪い
  3. 医師の診察・治療に不満がある

です。3.の治療に関しては専門外のため割愛しますが、1と2について、原因と対策を考えてみたいと思います。

1 待ち時間と受付対応の問題とその原因

製造業では待ち時間を減らすことで生産量の増加やコスト削減が可能ですが、多くの病院では待ち時間を減らす改善活動が進んでいないようです。ジャストインタイムとは程遠いのが実情です。その原因としては次の点が挙げられます。

  • 管理監督者の不在:クリニックでは通常、院長が診察しているため、受付事務の仕事を把握できていません。
  • 急患・予約なしの患者への対応:完全予約制でない限りこちらはやむを得ない場合もあります。
  • 待ち時間が不明:病院によっては診察までの待ち時間が表示される場合もありますが、検査や会計までの待ち時間を表示されるのは少ないです。その結果、患者から待ち時間を尋ねられ、事務作業の効率が低下します。
  • 相談機会の欠如:受付担当が受付中に責任者である院長に相談できず、仕事のやり方に問題があっても気づけません。
  • 経営知識の不足:医師は治療の研究はしても、経営についての勉強が疎かになりがちのように感じます。
  • 診察がボトルネック:院長の診察がプロセスのボトルネック*1となり、改善しても報酬アップにつながりません。
  • 業務改善の経験不足:受付担当が業務改善の経験が少なく、言われたことをこなすだけで精一杯のように感じます。特にパート社員では収入に上限があるため、改善して評価を上げようとする意識が引くなりがちです。

*1 ボトルネックとは、瓶の一番細い部分という意味で、その工程が生産能力の上限となります。他の工程を改善したとしても、各工程で待ち時間が発生するだけで、生産能力は増えません。但し、だからと言って改善する必要がないということではないです。

2. 改善方法

改善策として、次のアプローチが考えられます。

  1. 患者の時間分析:改善の第一歩は問題の見える化です。まずは受付から会計まで、各工程に掛かった時間とそれまでの待ち時間を分析します。傾向をつかむことが目的ですからおおよその値で構いません。ただ、改善効果を検証するために、継続してデータを分析する必要があります。
  2. 防犯カメラの活用:院長が受付や事務業務を把握できるように、防犯カメラで待合室の状況を確認できるようにする。
  3. 院長休診日の活用:院長が休診でも他の先生が代診している場合は、その時を利用して受付・事務作業を確認します。
  4. 外部コンサルタントの活用:外部コンサルタントに依頼し、患者の視点と改善のプロの視点から問題点の抽出、改善方法やその評価方法をアドバイスしてもらえます。但し、システム会社への相談はお薦めしません。彼らは何かとシステム販売に繋げようとし、コストUPに繋がってしまうからです。まずは現行システムでの改善活動が必要です。

3. 改善活動の効果

改善活動を行った結果、仮に売上(診療報酬)が増えないとしても、受付や看護師、検査技師などの業務に余裕が生まれ、患者に優しく接したりミスが減るという効果が期待できます。その結果、病院の評判が良くなったり、人員配置を見直してコストダウンや事業拡大に繋げることができます。

4. まとめ

病院の待ち時間の問題はまだまだ改善の余地があります。また、受付窓口は患者と最初に接する病院の顔です。院長は医師としてだけでなく、経営者として自院の診断や治療を行い、問題点を改善していくことが求められます。待ち時間の短縮やプロセスの効率化を通じて、患者満足度の向上と業務の円滑化を目指しましょう。

5. 余談

今回、私がこのテーマを選んだのはやはり病院への不満があるからです。診察や検査、治療には満足していても、それまでの過程・やり取りには不満があります。そして、各病院にも共通して言えることは余裕がないことです。どんな組織でも余裕がないと良い仕事はできません。業務改善コンサルタントとして何か力になれないかと考え、今回のブログに書くことにしました。

2024年07月26日

第3回 タンクバトル交流会が開催されました。

日時: 2024年7月24日(水)18:30〜20:30
場所: OBC 大田ビジネスコミュニティーセンター 第1会議室

主催: 株式会社K-7(代表取締役 北村 翔様)

株式会社K-7様主催のタンクバトル交流会が、OBC 大田ビジネスコミュニティーセンターの第1会議室にて開催されました。OBCでの開催は3回目となります(前回の開催模様はこちらをご覧ください)。

今回は企業経営者や個人事業主も参加できるようになり、OBCから代表の渡邊とレンタルオフィス会員の中野行政書士が参加しました。あいにく体調不良による当日欠席があり、男性5名、女性1名の総勢6名の参加となりましたが、大盛況であっという間の2時間でした。

特に新ルールとして導入されたラジコンタンクサッカーは白熱したゲーム展開となり、参加者全員が熱中しました(熱中し過ぎて写真を撮り忘れました)。

次回の開催は9月頃を予定しております。参加をご希望の方は、直接株式会社K-7様にご連絡ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。